2024-05-28

ベーグル🥯人気にびっくり‼

 開店当初より「ベーグルは作らないのですか」というお客様の声はありましたが、実は、食べたことがありませんでした。それに、一つ一つ成形し、茹でてから焼くなんて手間がかかるから「無理ー!」と決めつけていました。ところが、焼いてくれよとばかりにベーグルを差し入れてくれる人もありついに根負け・・・。私の師事する先生方をはじめとする研究家の方々のレシピを参考に焼いてみました。
 ベーグル、やはり手間はかかるのですが、オーブンに入れてからプクーとパンパンに張りのあるふくらみを見せる姿が可愛くて、ハマってしまいました。5月に行ったフェアでは、10種類を提供させていただきましたが、感想を頂戴することも多く、どれもそれぞれに喜んでいただけたようです。その後、通常営業日に4,5種類の提供をさせていただいておりますがすぐに完売となってしまい、正直その人気ぶりに驚くばかりです。

 ベーグルの歴史を紐解いてみると、誕生には諸説あるようですが、かなり古くにヨーロッパで生まれたとのこと。当時は白い小麦で作られたパンはぜいたく品とされ、子供を産んだ母親へのギフトとされていたこともあったそうです。19世紀に入り、リング状の形状となるとともに、アメリカから白い小麦が入るようになりぜいたく品ではなくなり、大衆的な食べ物となったようです。
 1881年から始まったポログラム(ユダヤ人迫害)によりアメリカへの移民が増大したことに加え、世界恐慌があったものの1960年代にベーグル製造機や回転式オーブンにより製造スピードがアップしたことで、アメリカでベーグルの人気が出ました。1980年代には新聞、雑誌などに「ウォータードーナッツ」として掲載され一般に知られるようになったそうです。そして、ベーグルを横にスライスして野菜やハム、チーズをはさんだり、クリームチーズや各種パテなどを塗って朝食として食べるのが主流となっていきました。
 アメリカで火が付いたベーグルを日本へ持ち込んだ方がいて、日本でも次第に広まったようですが、歴史的にはまだ半世紀にもならないようです。

 当店で焼くベーグルは、やはり、小麦のベーグルとは全くの別物です。”ずっしり、もっちり、むぎゅっ”な食感です。そのまま食べていただいても、スライスしてトーストしたりサンドしたりアレンジしていだいてもおいしく食べられると思います。
 ご来店の折、当店の商品の感想やご要望をいただけると商品提供のグレードアップの参考にさせていただきます。よろしくお願いします。

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